マドン新監督と二刀流・大谷の調和が再建の鍵に

名将の長年の思いがようやくかなう。エンゼルスは16日(日本時間17日)、新監督としてジョー・マドン氏(65)と契約したことを発表した。マドン氏は76年から選手、コーチとしてエ軍に30年間在籍。5年連続でプレーオフ進出を逃したチームの再建を託された。

注目の1つが投打二刀流の大谷翔平投手(25)の起用法だ。シカゴ・トリビューン紙によれば、マドン氏はエ軍のマイナー組織でコーチを務めていた92年に既に、ある選手の二刀流プランを提案していた。ドラフト2位で指名された左腕ウォレン投手の身体能力の高さに目を付け、投手、DH、さらに外野もさせたいと当時のGMに相談したが、実現はしなかったという。

カブスの監督を務めていた17年のオフ、メジャー挑戦を表明した大谷の獲得にも積極的だった。同紙によれば、地元のラジオで二刀流について「魅力を感じている。将来的に間違いなく、潮流になる」と話していた。思いは実らなかったが、それから2年越し、また自身が約30年前に描いていた二刀流選手の起用はようやくかなうこととなる。

複数の米メディアによれば契約期間は3年。マドン氏は球団を通じ「ホームに戻って、この素晴らしい球団の監督ができること以上に、楽しみなことはない」とコメントした。9月中旬に左膝の手術を行った大谷は、来季キャンプには再び二刀流として参加する予定だ。マドン新監督と二刀流・大谷の調和が、再建を図るチームの鍵となりそうだ。(アナハイム=斎藤庸裕)