秋山獲得へカブス切り札、ダルビッシュが交渉同席へ

【サンディエゴ(米カリフォルニア州)10日(日本時間11日)=四竈衛、斎藤庸裕】カブスが、西武からフリーエージェント(FA)でメジャー移籍を目指す秋山翔吾外野手(31)の獲得に向け、ダルビッシュ有投手(33)の出馬を検討していることが分かった。

この日、秋山は開催中のウインターミーティング会場内でカ軍、ダイヤモンドバックス、レッズ、レイズの4球団と直接面談。カ軍は交渉最終段階の切り札として、ダルビッシュを起用する方針だ。

   ◇   ◇   ◇

秋山争奪戦に参戦するカブスが、交渉の最終兵器としてエース右腕を投入する方針を固めた。この日午前、ウインターミーティング会場のホテルに入った秋山は、代理人のケーシー・クロース氏とともに、カ軍をはじめとする4球団と午後5時ごろまで直接交渉。各球団が約1時間程度、住環境面などを含めたプレゼンテーションを行った。秋山側は今後、契約条件も併せて検討を重ね、絞り込みを進めていく見込みだ。

カ軍は“最終選考”に残った場合に行われる可能性がある次回交渉に備え、切り札を準備。ダルビッシュが同席する方向だ。今季はプレーオフ進出を逃し、最大の補強ポイントは守備能力の高い中堅手。ダルビッシュは今オフ、YouTubeに投稿した動画で秋山について言及。守備については知識がないとした上で「打撃はすばらしい」とし、チーム事情を踏まえて「カブスにフィットすると思う。来てほしいわ」とラブコールを送っている。球団はすでに同席を打診しており、日程が合えば駆け付けることは間違いない。

米球界関係者によれば、秋山は契約年数や年俸以上に、出場機会、プレーオフを狙えるチーム、そして家族の住環境などを重視しているという。カ軍にとっては、先輩ダルビッシュの助言が加味されれば大きなアドバンテージとなる。カ軍とダ軍は、ともに西武と同じ背番号「55」を用意している模様で、現状はレッズ、レイズが好条件で対抗する構図とみられる。ダルビッシュ“緊急登板”の秘策が功を奏すか-。秋山争奪戦は、最後まで予断を許さない雰囲気になってきた。