レイズと2年契約で合意した筒香嘉智外野手(28)が14日(日本時間15日)、ロサンゼルス近郊の施設でトレーニングを行った。関係者とともに室内で打撃練習。鋭い打球を放ち、キレのいい動きを見せた。

曇り空の午前8時前、まだ周囲は閑散としていた。短い距離から投げられたボールを黙々と筒香は打った。どっしりとしたフォームから力強くスイング。1球1球、確実にミートし、大きなフォロースルーで室内に快音を響かせた。体だけでなく、表情も引き締まった様子。新天地での挑戦に向け、連日のトレーニングで汗を流した。

6日に渡米後、現地で練習を継続。米王手エージェント会社ワッサーマンの担当者ジョエル・ウルフ氏によれば、ナ・リーグ本塁打王3度、打点王2度のロッキーズ・アレナド内野手と合同自主トレを行うなど、来季へ準備を進めていた。

9日から4日間で開催されたMLBウインターミーティングの期間中には、3球団と直接交渉を行った。その後、移籍先としてレイズを選択。今季96勝66敗、ア・リーグ東地区2位でプレーオフにも進出した強豪球団で、メジャーでの第1歩を踏む決断を下した。

今後は一両日中にレイズの本拠地、フロリダ州のタンパに移動し、週明けの15日(同16日)にメディカルチェックを受ける見込み。順調にいけば翌16日(同17日)に正式な入団発表となりそうだ。