左膝のケガから復帰を目指すレッドソックスのダスティン・ペドロイア内野手(36)だが、春季キャンプまでにチームに戻れるかどうか、見通しが立たなくなっているようだ。

「ボストン・グローブ」紙が最初に報じたもので、レッドソックスの広報担当者ケビン・グレッグ氏もこれを認めた。それによると、リハビリ中だったペドロイアは「深刻な再発」を起こしたという。同選手は今後について家族、球団、代理人を交えて話し合いを行っているとのこと。

2008年にア・リーグMVPに輝き、オールスターには4度選出されているペドロイアだが、この数年は膝のケガに苦しんでいる。2017年10月25日に手術を受けた後、18年7月20日には瘢痕(はんこん)組織を除去する手術、19年8月6日には骨棘(こっきょく)の除去および関節温存手術を受けた。

度重なる手術やケガの再発により、過去2シーズンでの出場は通算9試合。2018年5月の3試合と、19年4月の6試合にとどまっている。球団側は、今回の再発が報告される前からペドロイアが今季開幕に間に合わないことを想定し、ホセ・ペラザ内野手と1年契約を結ぶなど対策に動いていた。(AP)