エンゼルス大谷翔平投手(26)が、またもベーブ・ルースに肩を並べた。26日(日本時間27日)の敵地でのレンジャーズ戦で「2番投手」として先発登板。5回75球4失点で、自身1072日ぶりの勝利となる今季初勝利を挙げた。本塁打数でメジャー首位につけている選手が先発登板するのは、1921年6月13日のベーブ・ルース(ヤンキース)以来。100年ぶりの歴史的登板を白星で飾った。

ルースはその年、主に外野手として出場していたが、6月13日のタイガース戦に先発登板。その時点で19本塁打を放ち、メジャートップだったという。この試合で5回を投げ5安打4失点(自責点4)、1三振7四球で勝利投手となり、打撃では3番に入り、20号と21号の2本塁打を含む3打数2安打3打点と大暴れした。投手として降板後は中堅に入り、最後まで試合に出場している。

100年ぶりの“本塁打王の先発登板”については、米メディアも反応した。MLB公式やスポーツイラストレーテッド誌の公式ツイッターは、驚き顔の絵文字を使って歴史的登板を伝え、CBSスポーツ電子版は「歴史をつくった」と伝えた。エンゼルスの公式ツイッターにはファンから「ショウヘイはまさに100年に1人の選手」「信じ難い選手だ」「これは彼の伝説の単なる始まりに過ぎないよ」など、多くの声が寄せられた。