エンゼルス大谷翔平投手(27)は今季、投打二刀流として完走。打者で打率2割5分7厘、46本塁打、100打点、26盗塁の成績を残し、投手でも9勝2敗、防御率3・18、投球イニング130回1/3で156奪三振と活躍した。

【4月】4日(日本時間5日)のホワイトソックス戦でメジャー公式戦初となるリアル二刀流「2番投手」で出場。1回に2号先制本塁打を放った。9日(同10日)のブルージェイズ戦で放った1発はメジャー通算50号。試合数、打席数ともに、これは日本人最速記録。さらに21日(22日)レンジャーズ戦で日米通算100号も放った。

【5月】7回4安打1失点と好投した11日(同12日)アストロズ戦では、メジャー通算100奪三振に到達。降板後の8回には右翼の守備にも就いた。17日(同18日)インディアンス戦では2戦連発となる13号3ランを放ち、日本人選手初めて(開幕時のぞく)の単独キングに立つ。

【6月】8日(同9日)ロイヤルズ戦で放った17号は、自己最長飛距離となる470フィート(約143メートル)。28日(同29日)のヤンキース戦では、右翼席へ聖地ヤンキースタジアムでの初本塁打を記録した。

【7月】6日(同7日)レッドソックス戦に7回2失点で4勝目。日米通算50勝に到達。翌7日(同8日)の同戦では32号アーチを架け、04年ヤンキース松井が持っていた日本選手のシーズン最多本塁打を塗り替えた。球宴前日の11日(同10日)にはホームランダービーに出場。12日(同11日)にはオールスター史上初めての「二刀流」として「1番DH」で先発し、1イニングを3者凡退に抑えた。

【8月】18日(19日)のタイガース戦で自己最長8回を6安打1失点で8勝目。8回には打者として40号アーチ。26日(同27日)のオリオールズ戦で放った41号本塁打で、ア・リーグ15球団の全本拠地で本塁打を達成。また、日米通じて初めて、シーズン規定打席にも到達。31日(同9月1日)ヤンキース戦では本盗に成功。

【9月】4日(同5日)の43号3ランで、本拠地エンゼルスタジアムでのシーズン25本塁打に到達。球団新記録。

【10月】3日(同4日)今季最終戦(対マリナーズ)で46号を放ち、シーズンを締めくくる。