新労使協定を巡るMLBのオーナー陣と選手会の折衝が13日(日本時間14日)、リモート形式で再開されたものの、合意には至らなかった。

米メディアによると、オーナー側はぜいたく税対象額の微増、ポストシーズン枠の拡大(10チームから14チームへ)、ユニバーサルDH(ナ・リーグでも指名打者採用)などの新案を提示したが、依然として選手会側が希望する条件との隔たりは大きく、またも決裂した。次回交渉は未定となっている。

昨年12月以来、ロックアウトとなったMLBでは、FA(フリーエージェント)移籍やトレード交渉など、すべての業務が停止中で、この日が約1カ月半ぶりの交渉となった。複数の球界関係者によると、折衝は長期化する見込みで、2月中旬に開始予定の春季キャンプが延期される可能性も浮上している。