左手薬指痛で負傷者リスト(IL)入りしているカブス鈴木誠也外野手(27)の戦列復帰が、当面は延期されることになった。

米メディアによると、ロス監督が11日(日本時間12日)のヤンキース戦の試合前、「彼は戻ることを望んでいるが、指(の状態)は良くは見えない。現状維持だ」と説明した。

5月26日のレッズ戦で走塁の際に負傷し、翌27日にIL入りした鈴木はチームの遠征に同行し、すでにキャッチボールやフリー打撃などを開始。同監督は10日からのヤンキース3連戦での復帰を見込んでいたが、ホイヤーGMや医療スタッフらと話し合った結果、まだ完治していないと判断された。担当医は手術の必要はないと話した一方、休養することがベストの選択との結論に至った。同GMは「率直にOKとなるには、しばらく時間がかかるだろう。復帰するには、このレベルで戦えるようになる必要がある」と、治療に専念する方針を明かした。

当初、ロス監督はマイナーでのリハビリ出場の必要はないとの考えを明かしていたが、今後の回復次第では長期化する可能性も出てきた。