カージナルスはノーラン・アレナド三塁手とポール・デヨング遊撃手がそれぞれ4打点の活躍を披露。延長戦に入らない試合では今季最長の4時間25分という熱戦を制し、シーズンハイの7連勝を記録した。

デヨングは6-6で迎えた5回に適時二塁打を放って均衡を破ると、9-8で迎えた8回には4号3ランを決めて突き放しに貢献。この一発でキャリア100本塁打に到達した同選手は「うちが最初の2試合に勝ったとはいえ、向こうがこのまま大人しくしているとは思っていなかったからね。今日は素晴らしい試合だった。自分がここで戦ったなかで最も思い出に残る試合の1つだ」と話した。

今季開幕から不振に苦しみ、5月10日に3A降格となったデヨングだが、その後復調し7月30日に昇格。今シリーズ初戦となった5日の試合では、2-3と劣勢で迎えた8回に2点適時二塁打を放って逆転勝利の立役者となった。

デヨングは「チャンスをもらえてとにかく感謝している。戻ってきてから本当に楽しい。とにかく毎日楽しんでるよ」と喜びのコメント。オリバー・マーモル監督は「デヨングのしたことはまさに特別。ポーリーらしいポーリーを見ることができて、うれしいね」と、同選手の活躍をたたえた。(AP)