米大リーグ機構(MLB)が審判員に対し、粘着物質の不正使用の取り締まり再強化を要請していることが分かった。粘着物質に関するガイドラインは2021年に設定され、その後強化を繰り返してきたが、不正使用がいまだに続いているという。
試合運営担当部門のトップを務めるマイケル・ヒル氏は16日、オーナーをはじめとする球団関係者やメジャーおよびマイナーの選手全員に対し、書面でこの旨を通知。その中で「残念ながら、2022年シーズン中にボールのスピン率が再び上昇し、試合中に粘着物質の不正使用がいまだ続いているとの報告を受けた」と述べた。
粘着物質の不正使用を摘発するため、投手は審判員から手指、帽子、グラブ、ベルトなどをチェックされているが、ヒル氏はその頻度を増やし範囲を広げるよう審判員に要請したとコメント。「投手は投球イニングの前後で検査を受ける可能性があり、監督は打席の前後で投手および野手の検査を要求してもよいものとする」とし、野手の検査に関しては、捕手がボールに異物を塗ってから投手に投げ返す場合なども想定しているとつづっている。
21年の取り締まり開始から、異物使用により出場停止処分となった投手はヘクター・サンティアゴ(当時マリナーズ)とケイレブ・スミス(当時ダイヤモンドバックス)の2人のみ。ヒル氏は繰り返し違反を犯した者にはより厳しい処分を科すとも述べている。(AP)



