投手陣にケガ人が続出しているブルワーズが、オールスター選出2回の経験を持つベテラン右腕フリオ・テヘラン投手(32)と契約に合意した。同投手は前日にパドレスとのマイナー契約を破棄していた。

テヘランは2011年にブレーブスでデビューし、同球団に9シーズン在籍。14年と16年にはナ・リーグのオールスターに選出され、19年まで6年連続で開幕投手に指名された。同年オフにフリーエージェント(FA)となり、その後エンゼルスに加入したが好成績は残せなかった。

20年オフに再びFAを選択し、マイナー契約でタイガース入りすると、春季キャンプを経てメジャー昇格を果たした。しかし21年は右肩の負傷で1試合に登板したのみ。その後は米独立リーグのアトランティックリーグやメキシコリーグなどで投げており、メジャーのマウンドには立っていない。今季はパドレス傘下3Aで8試合に先発し、4勝2敗、防御率5・63としている。

代理人によれば、24日の健康診断を経て正式契約の見込み。ブルワーズでは、ブランドン・ウッドラフ投手、ウェード・マイリー投手、エリック・ラウアー投手、アーロン・アシュビー投手らが負傷者リスト入りしており、先発ローテーションを補強する必要に迫られていた。(AP)