【グレンデール(米アリゾナ州)9日(日本時間10日)=四竈衛、斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、30球団の先陣を切って移籍後初のキャンプインを迎え、全体練習前のメディア対応で意気込みを語った。
昨年9月19日に右肘を手術し、今季は打者専念。韓国で行われる開幕戦、3月20日の復帰に向けて順調に調整を進めている。前日の集合日には左腕クレイトン・カーショー投手(35)ら同僚とも顔を合わせ、クラブハウスのロッカーは山本由伸投手(25)とムーキー・ベッツ内野手(31)に挟まれる特等席。ワールドシリーズ制覇へ、新天地での挑戦が始まった。
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キャンプイン初日、やる気をみなぎらせる大谷が、新たな挑戦に向けて意気込みを語った。全体練習前、メディア対応を行い「新しいチームなので本当に1年目のつもりで、まずは環境に慣れたい。チームメートにも慣れることが最優先」と言った。バッテリー組とリハビリ組の集合日だった前日も打撃練習で汗を流し、調整は順調に進む。「強度は100に近いので、実際の投手の球を打つ段階にきている」と意欲を示した。
3・20の開幕まで野球一色、まっしぐらだ。クラブハウスのロッカーは、投手としてMLB史上最高額で契約した山本とMVP経験者のベッツに挟まれる“特等席”で、斜め向かいにはフリーマンもいる。技術論など野球談議に加え、エンゼルス時代はほとんどなかった同僚選手との日本語トークが可能。リハビリ中の肘には適さないかもしれないが、広々とした空間に卓球台があり、リフレッシュできる環境も整っている。
さらに、通算210勝左腕カーショーのカムバックも心強い。昨年11月に左肩を手術し、復帰はシーズン終盤となるが、常勝球団で17年目、サイ・ヤング賞3度のレジェンドは生ける教材。同投手は日本人2選手の加入を「アンビリーバブルだね」と喜び、大谷と対面した上で「彼をよく知っているわけではないけど、賢そうだし、うまくやっていける。ベッツやフリーマンはスーパースターだけど、四六時中ずっとショウヘイが注目されるだろうね。でも、うまく対処できるだろう。チームにとっても(2人の加入は)素晴らしいことだと思う」と話した。
大谷は昨年9月に手術した右肘のリハビリを続けながら、韓国で開催される3月20日の開幕戦での打者復帰が見込まれる。今月5日にはマシン打撃を開始し、キャンプ中に徐々にギアを上げて実戦調整に臨む。二刀流ではなく、打者専念となるが、目指すはワールドシリーズ制覇。整った環境で、一心不乱に挑む。



