ジャイアンツの左腕Ta・ロジャーズ(33)がドジャース大谷翔平投手(29)に1号本塁打を浴び「カウントが悪くなって、直球を投げなくちゃいけなかった」と悔やんだ。3-4と1点ビハインドの7回から登場。中直、左飛と簡単に打ち取り、2死走者なしで大谷を迎えた。

初球は真ん中低めに外れるスイーパーでボール。2球目は外角へのツーシームでストライクを取り、並行カウントに戻した。ここから2球連続でスイーパーが外角低めに大きく外れた。スイーパーは3球ともにボール。カウント3-1となった場面で、ストライクゾーンに投げられる球は必然と決まっていた。外角高めの93・2マイル(約150キロ)のツーシームを右翼スタンドに運ばれた。

左キラーとして、昨季の対左打者の対戦は打率1割1厘に抑えた。強打者大谷との対戦だったが、自信はあった。前日の対戦時は6回2死一、二塁のピンチ。初球、外角高めに92・7マイル(約149キロ)のツーシームを投じ、大谷を二ゴロに打ち取っていた。再現といきたいところだったが、正反対ともいえる結果に、悔しさが募った。

AP通信によると、試合後にロジャーズは「昨日は(二ゴロで)打ち取れたので、同じように投げるプランだったのに…」。大谷の修正力が上回る結果に肩を落とした。