ドジャース山本由伸投手(27)が、ポストシーズン(PS)の大舞台でメジャー初完投を勝利で飾った。
初回に先頭チョウリオに初球を右中間席へ運ばれるも、2回以降は二塁を踏ませない快投。打線は2回にテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)のソロ、アンディ・パヘス外野手(24)の適時二塁打で逆転に成功した。
その後も大谷翔平投手(31)の適時打などでリードを広げると、山本は9回のマウンドに登場。3番コントレラスから始まる好打順を3人で片付け、メジャー初完投を勝利で飾った。
9回を111球、3安打1四球1失点7奪三振。試合後には、デーブ・ロバーツ監督(53)をはじめ、同僚らから絶賛の声が相次いだ。
【山本についてのコメント】
◆ロバーツ監督「真の自信が見える。90球になっても本当に自信を持てるから、(続投は)彼がベストの選択だと感じた。9回は彼がいいと感じた。今夜はすべて完璧な制球だった」
◆ウィル・スミス捕手(30)「今夜の彼はとても印象的で支配的、効率的だった。本当に素晴らしかった。すべてのボールが効果的で、カーブと速球、カットボールもよかった。(スネルと山本は)信じられない。私が見てきた中で、最も優れた2試合だったよ」
◆クレイトン・カーショー投手(37)「今日のヤマはアメージングだった。どう言えばいいか分からないが、とにかく良いピッチングだった。あのスプリット、カーブ、シンカー、カットボールは誰も打てない。ヨシのメカニクスは教科書なんだ。シンプルでとにかく美しい。だから、(野球少年の長男)チャーリーにはお手本にしなさいと言っている」
◆トミー・エドマン内野手(30)「信じられないよ。彼みたいなことって、誰もやらないでしょう。守っていて本当に楽しかった。僕ら(打線)の気持ちも楽になったよ」
◆マックス・マンシー内野手(35)「本当に信じられない。彼を知れば知るほど、もっと進化するだろうと思うよ」
◆キケ・ヘルナンデス内野手(34)「驚いたと言いたいけど、そうではない。調子が良いときの彼は、完全に試合をコントロールするからね」
◆テオスカー・ヘルナンデス外野手(32)「(第1戦で8回無失点のスネル&山本と)対戦しなくてうれしい。この2試合、外野にボールが飛んでこない。次も投手陣が自分たちの仕事ができるよう祈っているよ」
◆タイラー・グラスノー投手(32)「(試合中のインタビューで)とても落ち着いているし、安定している。彼のワークアウトやマウンド上での姿を見ると、すべてが一貫している。見ていて楽しい男だよ」
◆ブ軍パット・マーフィー監督(66)「これほど素晴らしい投球をするのは驚きだ。緩い球の質が違った。スプリットが最初は速球に見える。途中までの軌道はまったく同じで速球と思ったら落ちる。本当に目を見張るものだった」
◆ペドロ・マルティネス氏(53=サイ・ヤング3度のレジェンド右腕)「ヨシはグッドルッキングな男だ。マルティネスの代わりにペドロ・ヤマモトと名乗りたい。ペドロ・ヤマモトは私のダディだ。パパ・ヨシ」
球団として、PSでの完投は21年ぶり。メジャー全体では8年ぶりとなった。PSの先発で先頭打者アーチを浴びながら、その1失点で完投した投手は、71年ぶり史上2人目だった。
また第1戦では、先発のブレーク・スネル投手(32)が、8回を無失点10奪三振の快投。同一シリーズで、先発投手が2試合連続で8回以上を投じたのは、2010年のジャイアンツ(左腕バムガーナーが8回無失点、伝説の右腕リンスカムが8回1失点)以来、15年ぶりとなった。



