ブルージェイズが快勝し、93年以来32年ぶりの世界一へ王手をかけた。初回、1番シュナイダー、2番ゲレロが、ワールドシリーズ(WS)史上初となる先頭打者からの2者連続アーチで先制。その後も効果的に追加点を挙げるなど、終始主導権を握った。
投げては、今年9月にメジャーデビューしたばかりの先発右腕トレイ・イエサベージ投手(22)が、7回3安打1失点。WSの新人では最多となる先発全員、毎回12奪三振の快投でド軍打線を封じ込めた。「7回を投げられたのは大きい。大学時代の去年以来かな」と、笑顔でプロ入り最多の104球を振り返った。
昨年のドラフト1巡目(全体20位)指名でブ軍入りし、今季はフロリダの新人リーグで開幕を迎えた。その後、1A、2A、3Aと快テンポで昇格。メジャーではわずか3試合の登板ながら、ポストシーズンでは5戦で3勝目。激動の1年目を「クレイジーな世界。ハリウッド映画でもこんなに良く(脚本を)作れないよ」と、若者らしい表現で周囲を笑わせた。
昨季世界一相手に王手をかけ、第6戦以降は本拠地の「地の利」もある。それでも、シュナイダー監督は笑顔を浮かべつつ、力強く言った。「(先発予定の)山本がまたタフな投手であることは分かっているし、またタフな試合になるだろう。だから今日のフライトを今は楽しむよ。(本拠地の)ロジャーズセンターがどうなるか、楽しみだね」。今季最後の遠征を最高の形で終えたブ軍ナインは、最高のムードで深夜移動のチャーター機へ向かった。



