ホワイトソックス村上宗隆内野手(26)が18日(日本時間19日)、敵地サクラメントでのアスレチックス戦に「2番一塁」で出場し、2試合連続となる7号ソロを放った。3試合に1発は、シーズン54発ペース。若き日本の3冠王が、着実に本領を発揮し始めた。

158キロの快速球を豪快にはじき返した満塁弾から一夜明け、快晴の青空に舞った7号ソロには村上の技術が凝縮されていた。7回。救援左腕ハリスに対し、カウント2-2。ボール気味の高めの速球か、外角への変化球か。そのいずれをも頭に入れつつ、外角へ逃げる118キロのカーブに対し、31度の角度を付けた。「追い込まれていたので、コンタクトを意識しながら振った」。中堅左寄りのフェンスを越える理想的な弾道は、村上が本物のアーチストたる証しだった。

昨オフ、米球界のFA市場が解禁となった際、編成担当者の間では、村上ら日本人打者は150キロ台後半の速球が苦手と、分析されていた。だが、前夜のように快速球を痛打すれば、相手は異なる球種、配球にトライするしかない。今後を見据える駆け引きの中、左腕投手の外角への「遅球」を捉えた一打は、各球団のデータ班を混乱させるレベルと言っていい。

快打だけでなく、3四球を選び、トラウト(エンゼルス)と並ぶリーグ2位の通算20四球。「毎日、同じ準備をして、同じように試合に挑むのができているのが一番だと思う」。自ら本塁打を打っても、ホ軍がサヨナラ負けを喫しても、常に前を向く、村上のスタンスは変わらない。

【動画】村上宗隆が2戦連発の7号ソロ>>