【フェニックス(米アリゾナ州)19日(日本時間20日)=四竈衛】ブルージェイズ岡本和真内野手(29)が、ダイヤモンドバックス戦に「7番三塁」で出場し、3月30日以来、16試合ぶりの3号ソロを放った。この日は4打数2安打3打点と2試合連続でマルチ安打をマークした。

3回、先頭で向かった第2打席。救援右腕ホフマンに対し、カウント1ボールから135キロの低めのスライダーを捉え、左翼席へ運んだ。「真芯ではないですけど、しっかり捉えたので本塁打になってよかったです」。試合開始直後の先頭から6者連続安打で迎えた第1打席には、左翼越えの2点適時打。「いい流れでしたし、自分も乗っていけてよかったです」。十分過ぎるほどの前兆は、岡本自身も感じていた。

打球に角度がつかず、持ち前の長打が影を潜めても、周囲の心配する声をよそに、焦りはなかった。「自分としては安打が出ていない試合でも、いい感覚の中でやっていたので」。初対戦の相手に対し、球団から提供される豊富なデータや映像で確認。ただ、情報やイメージだけに頼り過ぎることなく、自分の感性とすり合わせる作業を繰り返してきた。「いざ(打席に)立った体感というか…。自分で感じながらやっていかないと」。メジャーで生き抜いていくうえで、目先の結果以上に重要なポイントは、百も承知だった。

久々の1発、2試合連続マルチ安打だけでなく、大量リードの第3打席には、打ち急ぐことなく、淡々と四球で一塁へ歩いた。「今日がいいキッカケになればいいと思います」。長年、巨人の4番を務め、侍ジャパンでも主軸を担った岡本が、徐々に本来の姿を取り戻してきた。

ブルージェイズのシュナイダー監督(岡本について)「(これまでは)少し遠い球を打っていた。本塁打はグレートなスイングだった。四球もいい打席だったし、かなり(いい状態に)近付いてきた。いい兆候が出てきたし、今日はとてもいい1日だった」

【動画】岡本和真、16試合ぶり3号ソロ