【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)29日(日本時間30日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が6年連続2ケタ本塁打に到達し、チームの勝利に貢献した。フィリーズ戦に「1番DH」で出場し、4打数3安打。3回の第2打席で2戦連発となる10号ソロで追加点を挙げた。5月12日に7号本塁打を放って以降、15試合で打率4割1分2厘、4本塁打、15打点。チームは直近15戦13勝で、大谷の復調とともに勢いづいてきた。
◇ ◇ ◇
フォロースルーで片手1本になりながら捉えた打球は、ギリギリで右翼フェンスを越えた。2-0の3回、大谷はウィーラーの低めスプリットを鋭く振り抜いた。試合中継局のインタビューで「ちょっと(バットの)先の方だったので、入るかなと思って見てたんですけど、飛んだコースが良かったので。運良く入ってくれたなって感じかなと思います」とコメント。2戦連発の10号ソロで、打線を勢いづけた。
6年連続の2ケタ本塁打に到達。もっとも、より手応えを得たのは続く第3打席だった。「シングル(ヒット)の当たりもセンター中心にいい感じで打ててると思うので、打球角度がしっかり出てくれれば長打になるのかなと思います」。フルカウントから2球ファウルで粘り、8球目のカーブを中前に打ち返した。ロバーツ監督は「非常にいい兆候だ」と高評価。8回の第4打席も左腕メイザの初球を中前に運び、今季4度目の1試合3安打をマークした。
5月は、11日までの10試合は不振にあえいでいた。本塁打はなく、打率1割1分1厘。だが、7号本塁打を放った12日のジャイアンツ戦をきっかけに徐々に挽回し、この日のフィリーズ戦終了までの15戦で打率4割1分2厘、4本塁打、15打点と急上昇した。チームも直近15戦で13勝。故障者が続出している状況でもあるが、大谷の復調とリンクするように勢いづき、首位固めに入ってきた。
先発左腕ロブレスキの好投とソロ本塁打4発の破壊力がかみあい、チームは6連勝。ロバーツ監督は「意図がより明確になったと思う。連打で得点した訳ではないが、打線全体が積極的だった」と各打者の集中力をたたえた。強豪フィリーズとの3連戦の初戦で快勝。大谷は試合後のインタビューで「素晴らしいチーム相手に初戦を取れたのはすごく大きいですし、また明日から切り替えて頑張ります」と語った。完全復調へ、残るは打球角度。その状態にまで上がってきた。



