【フェニックス(米アリゾナ州)3日(日本時間4日)=四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(31)が、「二刀流」の持ち味を存分に発揮した。ダイヤモンドバックス戦に「1番DH兼投手」として出場。先発として6回2安打無失点の快投で6勝目(2敗)を挙げた。防御率は規定投球回に1イニング届かなくても、先発登板10試合を終えた時点では驚異の0・74。打者としては4打数3安打2四球で5出塁、4戦連続マルチ安打で打率を3割に乗せた。ドジャースは地区最速で40勝に到達した。

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開幕から2カ月あまりとはいえ、米メディアの間では、早くもナ・リーグのサイ・ヤング賞争いが話題を集め始めた。というのも、左腕サンチェス(フィリーズ)が50回2/3連続無失点と圧倒的な投球を続け、時速100マイル右腕ミジオロウスキー(ブルワーズ)はすでに100奪三振を突破するなど、近年まれに見るハイレベルな争いが続いている。現時点で投票となれば、防御率0点台とはいえ、投球回数で劣る大谷は、上記2人に続く3番手候補。クローザーとして快投を続けるミラー(パドレス)を含めると、得票は分散しそうな気配だが、上位2人が1歩リードしている状況とみられている。

その一方で、打者としての成績を加味すると、大谷が4年連続5回目となるMVPの最右翼であることも間違いない。長打率と出塁率を合わせたOPS・941はリーグ3位。本塁打のペースこそ、例年よりも遅めだが、今後、得意の夏場にかけて量産すれば、投打ともに極めてハイレベルな「合わせ技1本」で満票となる可能性はかなり高い。

そもそも、本塁打王2回の選手が、サイ・ヤング賞の候補になること自体が常識外。それだけで、大谷の「二刀流」が、別次元に入ってきた証しと言っていい。【MLB担当=四竈衛】

大谷翔平二刀流 6回2安打無失点6勝目 打っては3安打放ち4試合連続マルチで打率3割/詳細