パドレスの右腕ランディ・バスケス(27)が「ドミニカ共和国のダルビッシュ」と呼ばれ、今季一皮むけた投球に注目が集まっている。ダルビッシュ有投手(39)といえばWBCの侍ジャパンでは、後輩投手たちの良き相談役として指導力を発揮していたことが知られていた。その「先生」ぶりは所属球団でも発揮され、まな弟子第1号が大きく成長。その師弟関係を通し、ダルビッシュ流の先生ぶりをクローズアップした。

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【記者の目】ダルビッシュはおそらく押し付けるような指導はしない。かつて子育ての話になった際、子供たちとの接し方について自らの姿勢を明かした。「あれこれ言わないです。どこの高校、大学とか、ここにしろ、みたいなことは言わないですね。テストがどうとか、一切タッチしないです」。ただ、放任主義ではない。「ちゃんと準備する。手を抜くな」と手を差し伸べるのが、スタイルなのだろう。

ダルビッシュ自身、プロ入り後、周囲の批判をよそに、独自のトレーニング、サプリメントなどを採り入れてきた。体の仕組み、栄養など多岐にわたる知識や情報を独学で身に付け、体力、技術向上に生かしてきた。「良くも悪くも自分でやってきた。自分が過去とどう違うのか。なぜなのか。では、どうやって改善するのか」。基本は自問自答。ただ、周囲の意見にも謙虚に耳を傾ける。だからこそ、自らも聞かれれば答え、押し付けるることはしない。ダルビッシュの助言が、日本人以外にも伝わるのは、相手により強くなってほしいと寄り添う「サポート精神」に起因するのではないだろうか。【MLB担当=四竈衛】