ドジャース山本由伸投手(28)が21日(日本時間22日)、本拠地でのパイレーツ戦に先発し、7回途中2失点9奪三振と力投。今季13勝目(7敗)の権利を持って交代したが、救援陣が同点に追い付かれ、白星は消えた。それでも、ド軍は延長10回、7番エドマンの適時打でサヨナラ勝ち。4連勝を飾った。

劇的な勝利に、週末のドジャースタジアムの盛り上がりは最高潮に達した。ところが、アップテンポの音楽を止めた後のクラブハウスには、神妙な空気が漂っていた。3回、今季初めて球宴に出場した3番パへスが、左手甲に死球を受けて交代。試合後、骨折していたことが判明した。ロバーツ監督は「4~5週間かかる」と見通しを明かした一方、「今季絶望ではない」と、9月末に復帰する可能性にも期待を込めた。

クオリティー・スタート(6回以上、自責点3以内)をクリアし、先発としての役割を果たした山本にすれば、複雑な心境だった。自らの白星が消えたものの、チームは勝った。だが、主軸の離脱も明らかになった試合後は、淡々と自らの投球を振り返るしかなかった。この日はフェドゥシア捕手がABSチャレンジで4回中3回成功。「すごく信頼して投げてますし、ABSもすごい成功率で本当に助けられてます」。

地区首位を独走しているとはいえ、故障者を含め、ポストシーズンへ向け、まだ安心はできない。「我々は全員がリセットできるんだ」。不慮のアクシデントにも、3連覇だけを見据えるロバーツ監督は、ひと際口調を強めて言った。(ロサンゼルス=四竈衛)

ド軍サヨナラ勝ち 山本由伸の自己最多13勝目は継投失敗で消滅 大谷翔平は1安打2得点/詳細