元ガーディアンズの守護神エマニュエル・クラセ(28)と先発右腕ルイス・オルティス(27)の不正投球疑惑に関する裁判で検察側の証人としてギャンブラーの男性が出廷し、生々しい野球賭博の実態を証言した。ESPN電子版が6日(日本時間7日)付の記事で伝えた。
証言台に立ったUber運転手のルイス・デ・アザ・バエスさんは、2023年のシーズン中にクラセが投げる球の球速に関し「内部情報を得ていた」と明かし、それをもとに数十回の賭けをして数千ドルの利益を得たと話した。
2024年のシーズンはどうだったかと問われると「オオタニのことがあったため、もうそのような情報は得られなくなった」と、ドジャース大谷翔平投手(32)の元通訳・水原一平受刑者の野球賭博スキャンダルの影響があったことに言及した。
同受刑者は23年3月に違法賭博による多額の借金を穴埋めするため大谷の銀行口座から約1700万ドル(約27億2000万円)を不正送金したことが発覚し、有罪となっている。
23年に得ていたクラセの投球の情報は、クラセの仲間とされるエノク・ペーニャからもらったとし、スマホアプリの「Uber Inc.」というグループ名のアカウントで共有されていたという。裁判では、クラセがペーニャに送ったメッセージの画像も公開され、そこには「最初のチキン2羽はやっつける」とつづられていた。検察側によると、それは最初の打者2人をアウトにしたら、3人目の打者に賭けよという意味の隠語だという。
バエスさんは司法取引で、クラセに賭けて得た6万9000ドル(約1100万円)の利益を当局に渡し罪を免れる代わりに真実を証言することで合意しているという。



