これでも負けるのか…。オリックスがロッテに逆転負けで2連敗となり、12試合で早くも10敗目に到達してしまった。故障離脱のヘルマンに代わり1軍昇格即スタメンのフランシスコ・カラバイヨ外野手(31)が、同点ソロに勝ち越し2点打。それでも逃げ切れなかった。開幕から4カード連続負け越しは、なんと阪急時代の61年以来54年ぶりという異常事態だ。
どこまで負の連鎖は続くのか。オリックスが泥沼にはまりこんでいる。終盤に逆転を許し、54年ぶりの開幕4カード連続負け越し。森脇監督は唇をかみしめ、選手をかばった。
「カラバイヨに流れを変える一撃が出ただけに、どうしてもものにしなきゃならないゲームだった。勝ちたい思いが強くなるのはいいが、意気込みが空回りしている。俺が操作しなきゃいけない」
救世主誕生のムードだった。3回、テスト生からチーム4年ぶり復帰のカラバイヨが左中間に特大の同点ソロ。「完璧だった。やるべきことをやっただけ」。5回も1死満塁から中前適時打で2点を勝ち越した。昨年は独立リーグのBCリーグ群馬で3冠王。同僚だったアレックス・ラミレス氏から朝に激励の電話をもらって奮起。球場の雰囲気は一気に盛り上がった。
ところが今の猛牛に逃げ切る力はなかった。東明が7回、福浦にこの日2本目となる同点2ランを被弾。9回には佐藤達が、1死一、三塁からスライダーを暴投で決勝点を与えた。
「引っ掛けちゃいました…。情けないです」。剛腕セットアッパーは防御率5点台。昨年までのような神通力が右腕に宿っていない。10敗のうち、3度の完封負けをのぞく7敗すべてが逆転負け。昨年のような逃げ切りパターンが作れていない。
12試合で10敗は17年ぶり。指揮官は「気持ちが結果に反映されていないが切り替えてやっていきたい」と必死に前を向いた。今日10日から敵地で楽天3連戦。杜(もり)の都から反撃を開始したい。【大池和幸】
▼オリックスの開幕からの4カード連続負け越しは前身の阪急時代61年(南海●●、西鉄●●●、大毎●●、南海●●●)以来54年ぶり。今季の10敗到達は両リーグ最速で、11年4月29日に5勝10敗1分けとして以来4年ぶり。



