DeNAは久保康友投手(34)が踏ん張り切れず、単独首位から同率首位に。10試合消化後に昨季Bクラスの3チームが同率首位なのは、セ・リーグ史上初。

 DeNAは負けても首位を守った。本拠地全勝中の中日に力負けし、連勝が4でストップ。試合中に不安そうにマウンドを見つめていた中畑清監督(61)は「やっと久保が先発らしいというか、4回を除けば、いい投球になってきてほっとした」と、6回2失点の久保に対する一定の評価を口にした。

 開幕投手を任せ、絶対的な信頼を寄せてシーズンに入ったはずだった。だが、ここまでの2試合は計10失点と精彩を欠く投球が目立った。この日も1回から毎回走者を出す苦しい内容で4回の勝負どころで粘れずに2点を先制された。中畑監督は「4回の内容については『?』。クイックに対する意識が強すぎるのかもしれない」と指摘。エースだからこそ厳しい見解を示した。

 打線の援護もなく、またしても久保に勝ち星はつかなかった。先発陣で唯一、未勝利の久保は「やることはやっているけど、結果が同じになってしまっている。申し訳ない」と責任を背負った。

 連勝は止まったが、中日、ヤクルトとともに同率首位にとどまった。「明日は決勝戦か? また明日、また明日」と中畑監督。敗戦の中にも次戦への収穫を見いだしながら戦う。昨季チーム最多の12勝を挙げた勝ち頭の久保が本来の姿を取り戻せば、快進撃はさらに加速するはずだ。【為田聡史】

 ▼中日、ヤクルトが勝ち、DeNAと3チームが同率首位に並んだ。セ・リーグで各チームが10試合以上消化して同率首位3チーム以上は、04年4月14日(中日、巨人、広島=各6勝5敗)以来11年ぶり5度目。このうち前年Bクラス3チームが首位に並んだのはリーグ初。パでは92年4月21日に近鉄(前年2位)日本ハム(同4位)ダイエー(同5位)ロッテ(同6位)の4チームが首位に並んだケースがある。