笑う門に福が来る! ソフトバンク工藤公康監督(51)がどこまでもプラス思考だった。1、2回に連続で満塁のチャンスをつぶした。重苦しい雰囲気と思いきや、逆だった。「おれは安心したけど…。点は取れなかったけど、ああいう形を作って、いけると思った。そう思わない? みんな、マイナスだなあ」。報道陣を見回しながら、豪快に笑った。前日10日には打撃不振の本多や今宮に「下を向くな」と指令した張本人だけに、ベンチでも前向きだった。

 言葉だけでなく、采配もブレなかった。4回まで走者が出ても、バントは選択しない。3戦連続無得点の状況でも目先の1点にこだわらなかった。「前から言ってるけど、点は気にしていなかった。流れという言葉は好きじゃないけど、点を取れたので、断ち切ることはできた」。4日の西武戦以来となる白星で、チームは勢いを取り戻しそうだ。「明るく真剣に…」の工藤流で、再び貯金生活に入った。