9連戦は大谷撃ちから! 「日本生命セ・パ交流戦」。阪神-日本ハム戦は5日の試合が雨天中止となった。予備日の8日に組み込まれ、両軍とも9連戦となる。仕切り直しの今日6日。開幕7連勝の日本ハム大谷がトラの前に立ちはだかる。162キロ右腕攻略の期待がかかるのは昨季球宴で160キロを痛打した阪神鳥谷敬内野手(33)だ。熱闘甲子園、この後すぐ。

 難攻不落の大谷が立ちはだかる。頼みの綱は鳥谷だ。昨年7月19日、甲子園でのオールスター第2戦では、外角160キロを左前にはじき返している。果たして快音の再現なるか。キャプテンは普段と変わらず、最後まで冷静な表情を崩さなかった。

 「いいピッチャーであることは間違いない。いいピッチャーを打って勝てば、チームに勢いもつく。真っすぐも変化球も、どちらもいいピッチャー。しっかり打てるように頑張ります」

 日本ハム戦は雨で流れて小休止。中止決定の2時間前、室内練習場で黙々と打ち込んだ。

 9連戦フィニッシュが決まった今季の交流戦はここまで両リーグ8位タイ、チームで唯一の3割超えとなる打率3割7分8厘を記録している。今日6日の相手先発は今季7勝0敗、防御率1・75の大谷。異次元ヒーロー攻略に向け、上昇気配漂うキャプテンのバットは欠かせない。

 シーズンに限れば、昨季は大谷に完敗した。6月18日の甲子園。8回でわずか1安打に終わり、11奪三振ゼロ封の快投を許した。鳥谷自身も3打数無安打2三振と抑え込まれている。「去年は去年のことなんでね」。同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。チームは現在、ロッテの猛攻をしのぎながら連勝で借金1。難敵を打ち崩し、まずは借金完済といきたい。

 昨季の球宴では初球の外角161キロストライクを見逃し、2球目の日本人最速162キロをファウル。思わずマウンドの大谷に向かって、電光掲示板の球速表示を指さした。遊撃強襲の左前打を決めた後も「空振りして終わる勇気がなかった。いい思い出になりました」と謙虚に若きスターを持ちあげた。

 舞台がシーズンとなれば話は別だ。18・44メートルの真剣勝負。虎を勝利に導くため、あらゆる技術を駆使して打ちにいく。【佐井陽介】

<いろいろ止める阪神>

 ◆楽天時代の田中を 09年に開幕から7連勝していた楽天田中と6月3日にKスタ宮城(当時)で対戦。8回にKOして土をつけた。田中が開幕24連勝を飾った13年にも5月28日の甲子園で対戦し6回2失点で降板させた。その後試合はもつれ、田中に勝ち負けはつかず。

 ◆日本ハム時代のダルビッシュを 11年6月15日に甲子園で対戦し、3回に暴投で1得点。ダルビッシュが続けていた無失点イニングを46で止めた。

 ◆横浜のキヨシさんを 5月23日横浜。DeNAに延長10回で4-2で勝利。DeNAの本拠地連勝を11で止めた。