“北海道野球の父”に、反攻を誓った。日本ハム栗山英樹監督(54)は函館到着後、同市内にある戦前の名選手、故久慈次郎氏の墓参りに向かった。「チームの報告と、北の地で大好きな野球をやらせてもらっている感謝」を思い、手を合わせた。
同氏は現存する最古のクラブチーム「函館太洋倶楽部」でプレーした、日本代表の捕手。代表では沢村栄治やスタルヒンとバッテリーを組み、大リーグ選抜のベーブ・ルースとも対戦した。巨人創設時にも参加を要請されたが辞退して函館に残り、北海道野球界の発展に尽くした。生まれは岩手県。昨年の函館開催だった5月13日西武戦で、同郷の大谷が完封勝利を飾ったのも、不思議な縁だ。
チームはリーグ戦再開後2勝6敗と苦戦。今日30日のオリックス戦(函館)へ向け、同監督は「苦しいときだというのはわかっている。(久慈氏に)力をもらって、大きく転換する試合にしたい。(折り返しの72試合を終え)ここからいくつ貯金できるか」。巻き返しに燃えている。



