新米パパが大ハッスルだ。阪神大和外野手(27)が今季初の4安打をマークした。効果的だったのは2点リードの5回だ。3番手秋吉のカウント1-0からの2球目、外角低めへの127キロスライダーを捉えた。球足の速い打球が三塁線を抜ける。この日、3安打目となった二塁打は試合の主導権を握る5点目につながった。

 「結果ヒットになった。チームの流れはいいですし、初戦を取れたのは大きいと思います」

 7日DeNA戦(横浜スタジアム)以来、今季2度目の猛打賞。9回2死一塁で回ってきた第5打席では、カウント2-2からファウル2本で粘った。オンドルセクの140キロカットボールを左前に運んだ。とどめの7点目を演出した。1試合4安打は14年7月11日巨人戦(東京ドーム)以来、今季初。試合開始前まで打率2割を切っていた男が、この日チーム一の安打製造機となった。試合序盤から苦しんでいた藤浪をバットで援護した。

 左上前腸骨棘(こっきょく)亀裂骨折で上本が離脱して以降「2番・二塁」に座り続けている。「2番としてしっかり仕事をしていきたいです」。パパとなった大和が一肌脱いだ。9日に第1子となる長男が生まれた。子どもの誕生を発表した11日中日戦ではバント安打をマーク。しかし、それ以降、Hランプを点灯させてなかった。ここで奮起。生まれたばかりのわが子に活躍する姿を見せた。【宮崎えり子】