中日福谷浩司投手(24)がボールへの感謝を、ストッパー奪回の誓いに変えた。5日、名古屋市の医王寺で行われた恒例行事「ボール供養」に参加。自ら球団に志願した。昨年は個人的に同寺で行っており、自身3年連続。「僕はとても大事なイベントと思っている。ボールや道具の大切さを感じることができる時間。ここに来るたびにそう思うし、その気持ちを1年間続けられる」と強調した。
自らの願いを書いた護摩木を3つ、火にくべた。「健康第一」以外の願いは明かさなかった。開幕から務めたストッパーの座を剥奪され、終盤は2軍。谷繁監督も抑え復帰を期待しており「目指すべきはそこ。今の形を変えてでも、よりよいものをと思ってシフトしているところ。いずれ、1日でも早くあのマウンドに、としか今は言えない」。燃えさかる炎を前に再スタートの決意を強くした。
◆ボール供養 その名の通り、さまざまな競技の使えなくなったボールを供養する祭事。万物に命があるという真言宗の教えに基づく。今年は一般から各種ボール約50個が持ち寄られた。実際に燃やすのは護摩木だけで、ボール自体は別の形で供養される。医王寺では11年連続で毎回、中日の若手選手2人が参加。現ソフトバンク中田や阪神に移籍する高橋聡ら、参加翌年に活躍する選手も多い。



