ヤマハが3-2で西濃運輸を破り、2年連続39度目の本大会(7月15日開幕、東京ドーム)進出を決めた。初回に長谷川雄一(27)の先頭打者本塁打で勢いに乗り、エース池田駿(24)が8回1失点と好投。最後は154キロ右腕の鈴木博志(19)が踏ん張った。第1、第2代表決定戦では敗れたが、「三度目の正直」で東京ドーム行きの切符を手にした。
9回裏、3-2と1点差に迫られてなお2死一、三塁のピンチ。相手打者の打球を右翼の鈴木光(23)がつかんだ瞬間、応援席から紙テープが舞った。マウンドで抑えの鈴木博を中心に歓喜の輪ができた。5月30日の第1、今月1日の第2代表決定戦で連敗したが、ようやく東京ドーム切符をつかんだ。
5回まで相手打線をノーヒット、8回を4安打1失点で優秀選手賞に輝いた池田駿は「本当にひと安心です。調子は良くなかったですが、初回に2点を取ってくれて楽になりました。個人賞も生まれて初めてで、うれしいです」とホッとした表情を見せた。
敗戦から中3日で臨んだゲームで硬さがあった。だが、初回の長谷川雄が先頭打者本塁打を放ち、チームは勢いづいた。6回には柳裕太(28)が、しぶとい適時打で貴重な3点目。2点を返されたが、チーム一丸で乗り切り、美甘(みかも)将弘監督(41)は選手を大いにたたえた。「池田は良く投げてくれたし、長谷川の1発が効きました。柳もベテランの意地ですね」。
本大会までは1カ月以上あるが、「一戦必勝でとにかく力を出し切るしかない。日本一を目標に頑張ります」と美甘監督。喜びもつかの間に、東京ドームへ向けて気持ちを切り替えた。【鈴木正章】



