横田よ、もう1度、24番を背負え!! 阪神掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(62=SEA)が25日、西宮市内のイベントに出席し、脳腫瘍から再起を期す横田慎太郎外野手(22)に温かいエールを送った。

 「脳腫瘍で今年1年、野球を棒に振った。来年、育成という立場ですが、必ず復活してくれると思う。もう1回、24番の背番号をつける横田を見たい」

 今年2月に症状が判明。約半年間の闘病生活をへて8月下旬に寛解し、再び鳴尾浜で汗を流す。16日には背番号3桁の育成契約を結んで再出発した。今季まで2年間、2軍監督を務めた掛布SEAにとって、打撃を教え込んだ愛弟子だ。

 昨年12月、掛布SEAは台湾で行われたウインターリーグを視察した際、巨人のマネジャーから声を掛けられた。「横田くん、スゴイですね」。宿舎でミーティングを終えた後の話だ。横田から「このホテル、バットを振るところはあるんですか」と尋ねられたという。掛布SEAは「1人でやる野球の大切さを正面から受け止めてくれた」と目を細める。「ゼロからイチを作る野球になる。苦しい練習になるが耐えられる肉体、強い気持ちを持った子。グラウンドで元気な横田を見たい」。球団も24番を空けて待つ。【酒井俊作】