首都大学リーグ日体大のドラフト1位候補右腕、東妻勇輔投手(3年=智弁和歌山)が15日、神奈川・横浜市内の同大グラウンドで東京6大学リーグの東大とオープン戦で先発し7回無失点と粘投した。

 初回2死から3番新堀に中前打を許すなど7回で7安打を許したが、スピードより制球を重視する粘りの投球でホームを踏ませなかった。今季から解禁するカーブでカウントを稼ぎ、直球と得意のスライダーで6三振を奪った。「カーブが決まってストライクゾーンにいってくれた。投げながら修正できたし、自分的にスッキリしない感じの中で点数を取られなかったのは良かったです」と話した。

 打撃陣は8安打2点。秋春連覇へ向けクリーンアップ含めポジション争いを行っている。古城隆利監督は「東大打線は主力が抜けたとはいえ、速い球にはしっかり対応していた。東妻は本調子ではないかもしれないが、今はチームとしても負荷をかけて落としている時期。約2週間後のリーグ戦に向けて動いて行ければ」と話した。試合は2-1で勝利した。