阪神が、来季の新外国人として、中日を自由契約となっていたオネルキ・ガルシア投手(29)と大筋合意していることが15日、分かった。この日、球団首脳が「近日中に発表できればいいですね」と認めた。

左投手は補強ポイントで、弱点解消の理想的な存在。150キロオーバーの左腕で、来日1年目の今季は13勝9敗、防御率2・99だった。今年、広島戦に3勝1敗で巨人にも3勝1敗と「強敵キラー」の一面もある。複数年契約も視野に入れながら、詰めの交渉を行っているとみられる。

球団は大リーグの動きも並行して見極めてきた。米ラスベガスで行われていたウインターミーティングも終了。動向も見定めて判断した。14日にはオリックスからFA宣言した西勇輝投手(28)の獲得に成功。ガルシア加入は秒読みで、最下位から反攻態勢を整えていく。