プロ7年目の相内誠投手が7度目の先発登板も、初勝利とはならなかった。

3本塁打を浴びるながら粘投。「今日はこれまでチームに迷惑をかけてきた分、絶対に勝つという気持ちを持ってマウンドに上がった」と気持ちを高ぶらせながらも冷静に投げ6回7安打4失点で終えると、7回に山賊打線が勝ち越した。勝利投手の権利を得たが、終盤に一時同点となり、地元・千葉での凱旋(がいせん)白星が消えた。チームは延長10回の末に勝ち越し。過去6度の先発ではいずれも自身に黒星がついており「自分が先発してチームが勝ったのが初めてだったので、それがうれしかった」と、プロ初勝利を逃した悔しさよりもチームの勝利を喜んだ。