中日高橋周平内野手(25)が24日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、2500万円アップの年俸6000万円でサインした。今季は右手小指の靱帯(じんたい)断裂で戦列を離れたが、手術を回避し約1カ月で復帰。プロ8年目にして自己最高の126安打を記録、三塁手として初のゴールデングラブ賞も獲得するなど中心選手として足場を固めた。

「ケガはあったが1年間やってくれたという評価はいただいた。個人的にはオールスターやゴールデングラブという賞をいただき良かった部分。(金額的にも)普通に考えたら満足だと思いますが、本塁打と打点。チームとしてAクラスにも入れなかったのは納得いかない部分です」。

わずか20分足らずで交渉を終えたキャプテンは金額に一定の自己評価したものの、7年連続Bクラスという不名誉なチームに成績を反省。さらに来季は1億円の大台に手が届くところまできたことについて「自分はレギュラーという感じは今もない。来季は優勝、Aクラスに入れるようどうすればいいのかを考えてやっていきたい」。真のミスタードラゴンズ襲名へ貪欲に来季を見据えた。(金額は推定)