プロ野球国鉄(現ヤクルト)、巨人で歴代最多の通算400勝を挙げ、昨年10月6日に86歳で死去した金田正一さんのお別れの会が21日、東京都千代田区の帝国ホテルで行われ、王貞治氏、長嶋茂雄氏、野村克也氏、杉下茂氏ら球界関係者や元東京都知事の石原慎太郎氏ら多くの参列者が別れを惜しんだ。

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19日に98歳で死去したロッテ重光武雄オーナーの弔電も披露された。「金田正一様のお別れの会に接し、在りし日のお姿をしのびつつ、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。どうか天上より、愛するご家族の皆様を、そして人生をささげられたプロ野球の今後の姿をお見守り下さい」。

生前に用意されていたもの。賢一さんは「父は重光オーナーのことが大好きでした。一番楽しそうに話していたのは、オーナーにしかられた話。80歳を超えると父をしかってくれる人はいません。兄のように慕っておりました」と懐かしんだ。