ソフトバンク工藤公康監督は28日の監督・コーチ会議で。春季宮崎キャンプのスケジュールの前倒しを確認した。今季は東京五輪開催の影響で開幕が早いため、実戦メニューを繰り上げる。

投手陣は第1クールから「サバイバルレース」に突入する。「初日とまではいかないが、第1クールから打撃投手を務めてもらうことになる」。シート打撃を経て、第3クール最終日となる13日には紅白戦を始める。「シート打撃、紅白戦を通じて、選手の仕上がりを見ていきたい」と、キャンプは「調整」ではなく「競争」の色を強くする。

「よりチーム力が問われることになる。若い選手の頑張りで戦力も底上げしたい」。新人4人と育成枠2人をA組メンバーに入れ「ルーキーたちは即戦力だし目の前でしっかり見てみたかった。育成2人も実力的に上がっていると判断した。戦力になるとなれば、支配下選手へのチャンスもある」と、若い力の台頭に期待していた。