初登場の法大が新4番、村田雄大外野手(4年=横浜)の活躍で粘る東大を下した。

2安打3打点。4回に自身の神宮初安打となる先制2ラン、5回には犠飛で貴重な追加点をもたらした。村田は「3年間苦しい思いをしたので、ホッとした」と話した。

これまでは昨春の2試合出場があるだけ。3打数無安打だった。そんな男は練習自粛期間中、河川敷での素振り、打撃センターでの打ち込みなど、みっちり1人練習と取り組んだ。

青木久典監督(47)は「飛ばす能力がある。責任感が強い。人一倍、二倍やる男なんで」と抜てきした理由を説明した。

法大の4番といえば、今年野球殿堂入りした田淵幸一氏ら名だたる選手が並ぶ。村田は「監督からも4番はチームの顔と言われています。恥じないよう、その役割を果たしていきたい」と意欲的に話した。