守護神不在のソフトバンク救援陣が奮起し、連敗を2で止めた。敗れれば17年4月以来、4年ぶりに4カード連続負け越しという瀬戸際でブルペン陣が踏ん張った。3点差以内の勝利は、森が左肘の炎症で離脱する前の4月29日日本ハム戦以来、5試合ぶり。工藤公康監督(57)は「ちょっとヒヤヒヤするところもありましたけど。結果的に0で投げてくれましたんでね。リリーフ陣はよく頑張ってくれた。何よりチームが勝てたことが明日につながる」と目を細めた。

前回4月30日オリックス戦でセーブ機会に救援失敗してサヨナラ負けした岩崎が、2点リードの8回に登板。2死二、三塁のピンチを背負いながら、代打小郷を空振り三振に斬った。同じ試合で今季初失点したモイネロは、2点差の9回をきっちり3人斬りで2セーブ目。森不在のブルペンで中心となるべき2人が雪辱の投球を見せ、接戦を締めくくった。

9連戦は残すところあと1試合となった。工藤監督は「この9連戦に関しては、3連投もあるよと言ってあります。森くんがこういう状態になってますので。なので明日も全員で行きます」とブルペン総力での戦いを誓う。お立ち台に上がったモイネロは「森さんがいないのは、チームにとってダメージが大きい。しっかりリリーフ陣全員で、森さんの穴を埋められるように頑張りたい」と、仲間を代表し、力強く誓った。【山本大地】

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