まさかの外れ1位指名を喜んだ。巨人が21日に東京ドームで行われる全軍混合の紅白戦「リアルジャイアンツカップ」に向けたチームを編成する「Gドラフト会議」を19日、川崎市のジャイアンツ球場で開催した。

岸田行倫捕手(24)が、全体で2番目となる外れ1位で元木軍、二岡軍からの指名を受けた。くじ引きの結果、二岡軍への入団が決定。「二岡智宏」のタオルを手に球団公式インスタグラムに登場した岸田は「まさか1位で指名されると思ってなかったので非常にうれしい。自分がキャプテンの気持ちで引っ張っていきたい。鼻息プンプンで、東京ドーム独特の岸田の鼻息にみんなを乗せて頑張ります」と円陣番長らしく、明るく盛り上げての勝利を誓った。

「リアルジャイアンツカップ」への適性を高く評価された。今季1軍でのスタメンマスクはないが、同戦に出場する捕手は普段2軍を主戦場にする若手投手から1軍投手まで幅広い投手陣をリードする必要がある。24歳と若く、2軍での経験も豊富な岸田は「チーム全体の投手を知っている」(元木ヘッド)という理由で、大城や小林よりも高い評価を受けた。