西武平沼翔太内野手(25)がじっくりと鍛えながら、自分を飛び越える。昨季は4盗塁。通算でも7盗塁。足は速い。

「盗塁、20個はしたいなと思います。飛び越えて。ネコさん(金子)、ゲンさん(源田)、トノさん(外崎)にずっと任せっきりじゃいけないので」と意気込む。

鹿児島・徳之島でソフトバンク近藤らと自主トレを行った。足を生かすため、出塁率向上は必須だ。「技術的な部分よりも、待ち方とか配球の話とか、そういうアドバイスはもらいました」。同じ内野手の源田や呉がWBCで抜ける2月、3月は大きなチャンスに。「規定打席は絶対に行きたいです」。春季キャンプはB組(高知・春野)スタートが決まったが、そこで全てが決まるわけではない。レギュラー奪取へ燃える。

居場所がすぐ分かる。シーズンオフは金髪で過ごした。「評判は人それぞれですね。チャラいとは言われました」。キャンプイン前に元に戻す。「8年前ですよね。やばいっす。そろそろ頑張らないと。もうおじさんですね」。15年春、敦賀気比(福井)のエースとしてセンバツ甲子園で優勝した。「もう過去のことです」と振り返らない。「ケガをせず、1年間戦うのも目標です」。母校は今春センバツ出場を決めた。負けじと勝ち抜く。居場所をつかむ。【金子真仁】

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