さあ、1ゲーム差だ。3位ソフトバンクが首位オリックスとの首位攻防第1ラウンドを制した。4番柳田悠岐外野手(34)が右越えの7号ソロを含む3安打2打点と大暴れ。5月の9試合で5発と量産態勢に突入した。主砲の活躍で首位オリックス、2位ロッテにグッと接近。13日にも奪首の可能性がある。
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長髪をなびかせ柳田は思い切りバットを振った。2点をリードした4回の先頭打席。カウント2-1からの4球目。143キロの内角直球を迷いなくフルスイング。打球は右翼スタンドに飛び込んだ。中押しの7号ソロ。「インコースのボールに少し詰まりましたが、振り切ることができた結果がホームランになってくれたと思います。力まないように意識しました。ギリギリでしたけど、良かった」。芯で捉えなくてもオーバーフェンスする豪快な柳田らしい一振りだった。
先手を取ったのもキャプテンの一打からだった。2回先頭で二塁内野安打。中村晃が二塁打で続くと、今宮の左翼線二塁打などで2点を先制した。オリックス先発の山崎福には通算で35打数17安打、5本塁打。対戦打率は4割8分6厘と圧倒。さらに5回2死一、二塁の場面で2番手本田から中前にはじき返すダメ押し打。139キロのチェンジアップにバットを合わせコンパクトに運んだ。「チャンスでコンタクトすることだけを考え軽打しました。ランナーを返すバッティングができて良かったです」。豪快さと巧みさを組み合わせ、この日3安打2打点で今季4度目の猛打賞。これで3安打以上は通算100度目となった。5月に入って打撃は急上昇。9試合で5本塁打を放ち、打率3割4分8厘で首位打者を快走している。
宿敵オリックスに先勝。今日13日に連勝すれば首位返り咲きも見えてきた。試合後、藤本監督は「しんどい試合やったけど、勝ったからいいですよ」とホッとした表情でバスに乗り込んだ。前日(11日)のナイターを終え、この日は博多から朝の新幹線で大阪入り。そのまま球場入りするハードスケジュール。厳しい日程だが、キャプテンのバットがさらにチームを上昇気流に乗せる。【佐竹英治】



