早大は、13安打で10点を挙げて大勝した。法大に2連勝とし、勝ち点を3に伸ばした。「明日は打線が爆発します」と14日に予告していた小宮山悟監督(58)は「言ってみるもんですね」とにやり。「終盤になって、いい形で試合ができている。選手が力をつけてきた。投打でいい形に仕上がってきたので(早慶戦が)楽しみです」と話した。

0-0で迎えた4回2死満塁、初めてベンチ入りした田村康介内野手(2年=早大学院)が代打で起用された。初打席で初球を思い切り振り抜き、左翼線への先制二塁打を放って2点先制し、思い切りガッツポーズ。初安打が初の適時打となり、初打点をマーク。“初”づくしとなり「昨日までスタンドで応援していた身なので、信じられなくて。勝利に貢献できて達成感があります」と喜んだ。

東練馬シニアの出身で、ジャイアンツカップ準優勝の経験もある。毎日の練習に取り組む姿勢と調子を見て、学生コーチからの提案で初めてベンチ入り。小宮山監督は「一振りにかける思い切りの良さがある」と評価した。

ロッテ、楽天などでもコーチを務めた金森栄治助監督(66)にマンツーマンで指導を受けている。田村は「技術的にもなんですけど、アドバイスが心強い」。打席に向かう前にも「初球から思い切っていけ」と声をかけられ、その言葉が結果につながった。

先発した伊藤樹投手(2年=仙台育英)は、序盤は雨が降る悪コンディションの中でも丁寧な投球。7回を被安打3、1失点で今秋3勝目をマーク。打っても2安打4打点と活躍し「4回くらいまで編めで寒かったので、自分から崩れないようにと思っていた。四球が失点につながったのが反省点です」と話した。