日本ハム北山亘基投手(25)が、8回3安打10奪三振無失点で6月4日広島戦以来の5勝目(1敗)を挙げた。左第3趾(し)中足骨の疲労骨折で約2カ月間離脱したが、復帰2戦目で手にした白星。貯金を今季最多タイの「12」に戻したチームに、先発ローテの軸のひとりが、より安定感を増して戻ってきた。

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エスコンフィールド史上最多3万5569人で埋め尽くされたスタンドに、恒例の「さいこ~きで~す!」が響いた。2カ月半ぶりの5勝目を挙げた北山は、「個人的な勝ち星は多少気にはなりますけど、チームが勝てるようにっていうところを意識して投げた。結果的にどっちも達成できたので、よかったかなと思います」。自己最多122球の疲労感が心地よかった。

3年目の今季、立てた目標の1つが「1軍完走」。左第3趾(し)中足骨の疲労骨折を負い「すごく悔しかった」が、離脱した2カ月を無駄にはしなかった。この日は最速154キロの力強い速球に加え、フォークやカーブを交えてカウントを有利に進めた。1、3回の3者連続など計10奪三振。「自分の体を扱いやすくなってきた」。エクササイズやトレーニングで、体の動きを理想に近づけてきたことで、制球力も増した。

前日23日は7人の投手をつぎ込んでの敗戦。北山は「頭の片隅にはあった」。7回を終えて107球。「もう一踏ん張りというか、もう1回集中し直して。中継ぎの分も投げ切れるようにっていうのは意識できた」。続投の8回を3者凡退で締めた。

新庄監督は「2億点満点。安定感めちゃくちゃあった」と手放しで褒めた。シーズンは残り30試合。北山は「途中抜けた分、最後巻き返してというか、よりもっとチームを勢いづけるような投球をしていきたい」。逆襲の秋へ向け、大事なピースが帰ってきた。【本間翼】

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