富士大(北東北)が、戦国東都の王者・国学院大に競り負け、3年ぶりの4強を逃した。

日が落ちきった球場。富士大ナインはスコアボードを、ただ呆然と見つめていた。今秋ドラフト上位候補の最速153キロ右腕・角田楓斗投手(4年=東奥義塾)が5回8奪三振1失点。112球を投じた初戦・松山大戦から中1日も、奪三振ショーで幕を開けた。「若干ボールのキレが悪かったりもしたんですけど、国学院大さん相手でも三振をたくさん取れたので、そこは手応えを感じています」と4回まで無安打に抑えこみ、疲れを感じさせない投球を見せた。

5回に連打で1失点。それでも、同点のベースは踏ませず、6回からは2番手・古堅鈴之輔投手(3年=読谷)に託した。打線は戦国東都を制した投手陣を前に、2回以降は追加点が遠かった。1点リードで迎えた8回に2ランを浴び、逆転負けを喫した。

安田慎太郎監督(41)は「勝てないですね、東都には。強いです。選手たちはよく頑張ったと思います」と静かに口にし、「最後に打たれてしまいましたけど、それよりも前半のチャンスで仕留めきれなかった自分たちと、仕留めきった国学院大さんとの差はそこだと思います」と話した。

それでも角田は、2試合で計12回22奪三振3失点と、スカウト陣に最高のアピールをした。「プロで活躍するのが1番の目標なので、全国でも通用するところを見せられたかなと思います。ドラフト1位で指名がもらえるように、完成度をさらに高めていきたいです」。153キロ右腕は、さらなる高みを目指して進み続ける。

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