阪神藤川球児監督(45)は21日のDeNA戦(横浜)後、高橋遥人投手(30)に最大級の賛辞を贈った。

「もう高橋しか取れないゲームでしょうね」

今季11度目の先発マウンドに上がった高橋は、5安打1失点の快投で今季5度目の完投勝利。開幕から無傷の9連勝とし、球団では64年バッキー、85年中田以来の快挙となった。

最後まで迷いなく託したかと問われた指揮官は「高橋で取るゲームですから、高橋しかとれないというか、素晴らしかったですね」と言い切った。無双中の左腕に、指揮官の信頼は揺るぎない。

囲み取材の終わりには、高橋がつくった記録、そして球団の歴史に思いをはせた。

「中田さんの記録に並んだのかな。本当に素晴らしいOBの方で、僕も若い時からお世話になっている先輩ですけど、その偉大な中田さんの名前がね、またここで出てくることも、1人の後輩としてうれしい」

藤川監督の言った通り、高橋が新たな記録をつくるごとに、これまでの記録を残してきた先人たちの名前が次々に出てくる。

「高橋のすごさと中田さんのすごさがをね、リンクするような形で、ファンの方に思い出してもらったり、今新たに記憶ができたりね。素晴らしい時間だったと思うし。また明後日から、とにかく全員で頑張っていきたいというところですね」

歴史に名を刻む左腕とともに、チームも一丸でリーグ連覇を目指していく。