初出場の川崎西(関東連盟)と横浜都筑(同)が大会初勝利を挙げた。9年ぶり出場の市川(同)が春の全国選抜4強の青森山田(東北連盟)を1点差で破った。大宮(関東連盟)は関西連盟1位の橿原磯城を完封で破るなど16強が決まった。

2回戦8試合は2日に首都圏各地で行われる。【藤原功、赤坂厚】

【川崎西3番手今田が最終回2死満塁しのぐ】

川崎西は2-0で長岡東(信越連盟)を下し初陣を飾った。1回表1番の久本大智(3年)が左前打で出塁するとすかさず二盗に成功。1死後3番岸洸太郎(3年)が右前打した一、三塁で4番横山祐介(3年)の右犠飛で先制した。3回は安打に盗塁、野選で好機を広げると、相手投手のボークで2点目を挙げた。

先発左腕末次康士朗(3年)は、3者連続三振の立ち上がり。初回からギアを上げる投球で4回62球を投げ2安打無失点。3番手の右腕今田成哉(3年)が7回2死満塁をしのいだ。有間史竜主将(3年)は「最後の場面は今田を信頼してました。最高にうれしい」と全国大会での1勝にとびきりの笑顔を見せた。

【横浜都筑先発平林「一番いい投球」で4回無安打】

苦しみながらも、日本選手権デビューを飾った。3年生9人(他に1年生2人)で九州2位となった日南との立ち上がり。無死二塁のチャンスをつぶし「緊張感で動きが止まってしまった」(伊藤洋一郎監督)と攻めあぐんだ。4回に1死二、三塁で星澤遼主将(3年)の犠飛で先制し、6回に相手守備の乱れを突いて3点を加点して4-1で逃げ切った。先発して4回無安打に抑えた平林慶泰投手(3年)は「練習より球が走っていた。自分の中では一番いい投球でチームに貢献できてよかった」と笑顔を見せた。

【武蔵府中4回に一挙4点などコールド発進】

武蔵府中が泉佐野(関西連盟)に9-2の6回コールド勝ち。1回に2点を先行されたがその裏無死一塁で2番髙野煌大主将(3年)の右中間三塁打で1点をかえすと、続く3番竹野遼(3年)の遊ゴロの間に三塁走者髙野が生還して同点。2回は1死三塁から小畑晴道(3年)の中前適時打で勝ち越し、4回は打者9人の攻撃で4点を加えた。

投げては先発右サイドの高橋湊(3年)が4回2失点、2番手の長身右腕小田基生(3年)が2回を無失点。6回裏に2点を追加したところでコールドとなった。小川紀輝監督は「打つことと走ることはしっかり練習してきたので、その成果を出せた」と、初戦勝利の手応えを話した。

【大宮・梅屋が橿原磯城を3安打完封】

先発の梅屋元大(3年)が関西1位の橿原磯城を3安打完封した。「相手は打つチームとわかっていたので、失投がないように丁寧に投げて変化球でかわそうと思いました」という通り、スライダー、チェンジアップを織り交ぜて84球で封じ込めた。池ノ上貴治監督は「初めてDH制を使って、梅屋をできるだけ休ませました。よく最後まで投げてくれた」とほめた。江口真翔主将(3年)は「投手の活躍で格上の相手に自分たちの力以上のいいゲームができた。この勢いで行きたい」と意気込んでいた。

▼1回戦

取手9-0徳島藍住

武蔵府中9-2泉佐野

五條0-8とかち帯広

足利8-3大分東

青森山田5-6市川

千葉市8-4中野

京都2-1洋野

中本牧7-4白山

長岡東0-2川崎西

豊田4-11海老名

守山4-1秋田北

上尾5-0札幌新琴似

世田谷西8-1広島瀬戸内

日南1-4横浜都筑

愛知西7-0北河内交野

大宮4-0橿原磯城