オリックス平野佳寿投手兼投手コーチ(42)が9日、今季限りで現役を引退することを発表した。ファーム・リーグ、ヤクルト戦(杉本商事BS)の試合前に選手寮「青濤館」で会見。パ・リーグ最年長右腕は球宴期間中に「この子らに置いて行かれている。1軍で投げられるレベルじゃない」と決断した。6月から右太もも裏の肉離れを発症したことも一因になった。すでに岸田監督、福良GMらにも報告。現在は足のリハビリを継続しながら、コーチとして後輩を指導。「選手として若手たちと一緒に練習して、状態が上向けば投げていきたい」と、今季中の1軍復帰も前向きに見据えた。
21年間のプロ生活で一番の思い出に21年のリーグ優勝を挙げた。「『こんなうれしいもんなんや』っていうくらいうれしかった。『僕らでもできるんだ』っていうのが分かった。それは続けていかなきゃいけない」。大リーグからの復帰年に初めて立った頂点へ、思いをはせた。
23年には日米通算250セーブを達成し、名球会にも加入。昨季は史上4人目となるNPB通算250セーブもクリアし、今年3月29日の楽天戦で同1000奪三振を達成した。最速155キロ超の直球とフォークでオリックスのブルペンを支えたレジェンドが、選手としてユニホームを脱ぐ。
◆平野佳寿(ひらの・よしひさ)1984年(昭59)3月8日、京都府生まれ。鳥羽(京都)から京産大を経て、05年ドラフトで大学・社会人希望枠でオリックスに入団。10年にリリーフ転向し、11年に最優秀中継ぎ、14年に最多セーブのタイトル獲得。17年オフに海外FA権を行使し、ダイヤモンドバックス、マリナーズで活躍した。21年にオリックスに復帰した。日米通算850試合登板、65勝87敗258セーブ、204ホールド。186センチ、90キロ。右投右打。



