まだまだ秘められたポテンシャルを知るからこそ、阪神藤川球児監督(46)はただ手放しにほめるだけではなかった。
阪神は13日の巨人戦(東京ドーム)で4連勝し、2位巨人とのゲーム差を3に広げた。23年ドラフト1位下村海翔投手(24)が、5回2失点の粘投でプロ初勝利。1年目の4月に右ひじのトミー・ジョン手術を受け、今季ようやく実戦登板。苦闘を乗り越え、5度目の先発で待ちに待った白星を手にした。
試合後、藤川監督は「いろはの『い』の部分でつまずくことが多いため、いろんな投手の経験を感じてみて、1日でも早くいい投手への軌道に乗ってもらいたいなと思いますけど。でも、まずは初勝利よかったと思います」と振り返った。
今季はリハビリ中から1軍の練習に参加させ、空気を味わわせるなど、ここまでの歩みをサポートしてきた。1勝目はまだまだほんの入り口。「もっとさらに精進しながら、勝てる投手になっていく必要はまだまだあると思います。新しい腱(けん)がひじに入ってますから、新人のひじを持ってますからね、ゆっくりと急いで伸びていってほしいなと思います」。さらなる進化への歩みをこれからも見守っていく。



