西武のリリーフ左腕、佐藤隼輔投手(26)がわずかに腕を下げたように見える。記者に尋ねられると、隠すこともしない。
「はい。下げました」
2軍調整中の途中、フォームを変えた。「そっちの方が腕のラインが。無理に上から行こうとしすぎてたのがあって、もともとそんな高くはないんですけど、いろいろずれてた部分もあるかなと思って」
微修正したフォームに合わせて、変化球の効果も変わってきた。パームは少し緩めの軌道に。あとは「スライダーを、もっとスイーパーに寄せて。変化量が増えたのと、抜けが減ったのはありますね」。
今季は好投もあったものの、6月下旬に失点がかさみ始めた。6月22日の楽天戦(東京ドーム)は大崩れし、そこからチームの黒星がかさんでしまったこともある。大きな失敗をもう繰り返さないよう、シーズン中ながら数センチであっても、モデルチェンジにトライし、良い流れになった。
前夜13日の日本ハム戦(エスコンフィールド)に続いて、2夜連続で3者連続奪三振。西口監督も「ボールの質が良かったと思います」と復調を認める。佐藤隼本人は「いえいえ…」と大きなことは言わない。とはいえ、ブルペンデー2番手で勝利投手になった岩城颯空投手(22)も含め、編成上、やはりリリーフ左腕がいるに越したことはなく、その安定感が高まれば、ますます勝ちは増える。【金子真仁】



